個性的な結婚指輪が良いとは言うけれど
「個性的なデザインが施された結婚指輪が良い」と、声を大にして叫んでいる夫婦は大勢いらっしゃるでしょう。結婚指輪は一生に一度のものであり、なおかつ夫婦の愛が形になった大切な宝物です。他にない個性的なデザインの結婚指輪を求めるのは、当然のことです。
では「個性的なデザイン」とは、どういったデザインを指すのでしょうか。わかっているようで、意外と難しい問題です。「個性」について、もう少し掘り下げてみましょう。
個性の意味について考える
個性とは、他の人とは異なる特性を指します。ただ何もかも同じ特性を持つ人を探すのは、かなり難しいもの。全員が気難しい人だった場合、1人だけ優しい人がいたとしましょう。そうすると個性的な人は「優しい人」になります。
しかし現実問題、全員が全員気難しい人ではありません。優しい人もいれば、朗らかな人もいます。当然ですが怖い人だっていらっしゃいます。違う人間だから「個性的」と断定するのは、いささか無理があるというものです。
ヒントは個性俳優
「個性的」という意味を考えるにあたり、ヒントとなるのは個性俳優でしょう。個性俳優と呼ばれる人の中には、普通の人とほとんど変わりない外見をしています。隣近所に住んでいたとしても、何の違和感もないほど。
しかしドラマや映画で見ると、存在感は圧倒的。脇役として出演していたとしても、主役以上の輝きを放つ方も少なくありません。つまり「個性的」の意味は、存在感と魅力があるものと捉えるのが自然です。
個性的な結婚指輪とは?
となると「個性的なデザインの結婚指輪」を言い換えると、素敵で魅力的な結婚指輪になるでしょう。奇抜なデザインを「個性的」というのは簡単ですが、本当の意味での「個性的」とは距離があるように感じます。
では素敵で魅力的な結婚指輪とは、どういった指輪を指すのでしょうか。例えば、指輪に2人でしかわからない秘密のモチーフを組み込むという感じです。他の人にとってはただの「モチーフ」でも、2人にとってはかけがえのないもの。